村野健の日記

必要だと思った事だけ書いていきます。

心臓移植について

最近、まだ幼い生後5か月の子供が心臓移植を受けるために、募金活動を行っていました。

生まれて間もない子供が大病にかかるのは、大変な事であり、ご両親も大変な思いをされているのではないか、と思います。せっかく生まれてきた命なのですから、こういった子供が無事に助かるように祈っています。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191223-00000115-kyodonews-soci

 

 

しかし、心臓移植は、心臓を提供してくれる提供者がいないと成り立たないため、大変な困難が伴う治療だと思います。

特に心臓は「呼吸機能」や血液循環を担う臓器であり、それを交換するという事は、「心」が「失われる」ようで、「怖い部分もあるのではないか、と思います」。

 

こういった心臓病を抱える方々は、病気になって精神的なダメージを受けておられると思うので、「心の回復」やケアを行う事が大切だと思います。そして血液循環機能の改善や「呼吸機能の回復」を目指して、一刻も早く心臓病が治るように「治療を受けられればいいと思うのですが」、治療を行うには、心臓の提供者が脳死状態である必要があり、「そこには倫理的な問題があるようにも思います」。

 

脳死状態の方は、基本的には生きている方とほとんど変わらないといったイメージがあるので、「倫理的に考えて」、心臓移植をする事が「いい事なのかどうか」「私には分かりません」。

 

しかし、心臓病の患者からしたら、助かりたい、という気持ちを持つ事は自然な事であり、私もできるなら助けてあげたいと思います。

心臓移植を受けた事で、患者の「呼吸機能が回復したり」、元気になって普通に生活できるようになり、一般的な人間としての「心を取り戻したり」する事ができるのならば、それは喜ばしい事であり、「回復できれば、それは奇跡のような事だと思います」。

 

しかし、脳死の方の心臓を取り出し、「機能の入れ替えを行い回復を図る事の倫理的な良し悪しは、私の判断できるレベルを超えており、一概にこれが正しいと言えるものではないと思います。」

 

 ただ、心臓提供者が、脳死になったら臓器提供しても良いという意思表示をしていたら、心臓病患者を助けるために、手術を行う事もいいのではないか、と思いました。

 

 しかし、提供者に臓器提供の意思がない場合、心臓移植の提供を巡る倫理的な問題は、「何が正しいのか、私には判断ができません」。このような問題は、「社会全体か、あるいは政府や政治家などの偉い方々が慎重に考えて決めるべき事柄だと思います」。

 

冒頭で紹介した生後間もない子供の場合、せっかく生まれてきた命なので、良い臓器提供者が見つかって、助かると良いな、と思いました。